下院工業委員会は、政府に対してPM2.5問題を根本から解決するため、自動車産業におけるガソリン車やディーゼル車などの内燃機関車のEV化推進を支援するよう要請しました。


               下院工業委員会は2025年2月2日に、政府に対してPM2.5問題を根本から解決するため、自動車産業におけるガソリン車やディーゼル車などの内燃機関車のEV化推進を支援するよう要請しました。
 
               下院工業委員会のアカラデット・ウオンピタックロット委員長は、「本委員会では、内燃機関車のEV化推進について検討を行いました。その理由は、PM2.5問題がタイ社会における喫緊の課題であるためです。研究結果によると、バンコク都内および首都圏におけるPM2.5の発生源の7割以上が交通システム、とりわけガソリン車やディーゼル車などの内燃機関を使用する車両に起因していることが判明しました。そのため、本委員会は、大気汚染問題を解決するには、交通システムにおいて発生する問題の原因を根本から正し、取り組むことが必要であると考えています。その方法として、EV車両の使用を推進することが挙げられます」と述べました。
 
               また、「本委員会は、陸運局、交通省、物品税局、財務省、産業基準研究所の関係者と協議を行い、内燃機関車のEV化に関する提案などを取りまとめて政府に送付する方針です。その提案としては、陸運局および交通省が、EV化された内燃機関車の登録手続きをより迅速かつ便利にするため、関連法令や規則を改正すること、また、政府が、EV化された内燃機関車にかかる物品税を現行より2%軽減または免除するとともに、輸入税が免除されるEV完成車と比較し、内燃機関車のEV化に必要な部品に課されている現在の35%という非常に高い輸入税も軽減、または免除することが挙げられます」と述べました。
 
               最後に、同委員長は、「EV化された車両の使用推進については、市民が公共交通システムを利用するという一時的または短期的な措置よりも、持続可能な対策や措置を講じるほうが望ましいです。政府が本委員会の提案や要請を受け止め、PM2.5の問題の解決に向けて、具体的な実行に踏み出すことを強く期待しています」と述べました。
 


URL:(タイ語 全文)
https://www.tpchannel.org/news/28613
情報源・編集:衆議院事務局┃国会ラジオ・テレビ放送局 ┃ラッカナー・ティアクトーン    
翻訳: 衆議院事務局┃外国語支援部┃日本語通訳・翻訳担当課┃タカウィット ミンクワン (No.68-4)
 




 


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